鳥居理右衛門

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役者絵:大犮柳太朗

鳥居理右衛門【とりい りえもん】…吉良家の家来。小林平八郎のスタッフの老人。


相州内川村の百姓・利右衛門の息子。幼名を利吉。

家が貧乏なので12歳の頃、奉公口を求めて江戸に出るが頼みの店が潰れていて途方に暮れてふらふら。両国できんちゃっきりに間違われてぶんなぐられて裸にされているところを、みかん問屋相模屋忠兵衛に助けられ可憐相だとうなぎをごちそうになり、奉公させてもらう。

かげひなたなく働いて一番役に立つ利吉は13歳の或る夜、店に入った泥棒を生け捕ったことが読売にも出て評判となり、みかん屋さんのお得意さん宝蔵院流の鳥居段右衛門の道場で当時のことを聞かれ「切られるかとは思いましたが、ご主人の大恩があるので万分の一のご恩報じをしたいと死ぬ覚悟で…」とコメント。「武芸を教えたらあっぱれ者の役に立つであろう」と見込まれて鳥居家にもらわれていく。

3〜4年で代稽古を務めるまでになった利吉は、国許では義理ある弟に家督を相続させ、自分は鳥居家の養子となり、父の名を取って利右衛門とした。

その後市ヶ谷の月桂寺の門前で槍術指南をしてるところを上杉家の千坂兵部にスカウトされる(実際の鳥居さんは吉良家の家来)。


討ち入りの際は宝蔵院流の槍術を以ってさんざんに赤穂浪士を悩ませたが、堀部安兵衛に頭を斬られて絶命。頭を切られたのは講談の大げさな表現かと思ってたら本当らしく、二つに割られて無惨だったと伝わる。


大工の娘、お艶が奉公してた設定もある。


ミフネ「大忠臣蔵」では大友柳太郎が演じ、そこそこクローズアップされてたキャラ。

サイト検索するとけっこうな頻度でドラマや映画で取り上げられている(台詞が無かったりするが)。


享年60


実際は鳥居利右衛門。