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隠れ家に差し入れをしたり、討ち入りが終わったあとに'''のこのこみんなに会いに来るが門前払い'''を食らう演出のあるドラマやお芝居もある。 | 隠れ家に差し入れをしたり、討ち入りが終わったあとに'''のこのこみんなに会いに来るが門前払い'''を食らう演出のあるドラマやお芝居もある。 | ||
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脱盟したあとに「悪かった」という態度で後々まで出番を引きずる珍しいキャラクター。 | 脱盟したあとに「悪かった」という態度で後々まで出番を引きずる珍しいキャラクター。 | ||
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+ | [[画像:Gunbeh.jpg|thumb|義士の引き揚げに郡兵衛が酒を持って現れた御田八幡神社]] |
2010年5月17日 (月) 00:54時点における版
高田郡兵衛【たかだ ぐんべえ】…縁談で脱盟。槍の郡兵衛
主家退転の後、国元に駆けつけ動揺する城内でアダ討ちのアイデアを説いたのも一番だったが、内蔵助の放蕩三昧に愛想をつかしたのも一番だった。
古田求の脚本のドラマでは旗本やってるおじさん(内田三郎右衛門)から縁談が来ちゃって困り果て、モジモジしてるとお兄さんが「やぁこいつ仇討ちを考えてるんスよ」と言うと「おおばかものめがー!ご公儀の仕置きに遺恨を差し挟もうというのか!5人以上のものが申し合わせるおこないは徒党の罪じゃ!言語道断!!」とか、しまいにゃ「ばらすぞ!」と迫られ板挟みになって最初に脱盟。古田求さんはこの「徒党罪」の台詞のくだりが好きと見えてたびたびいろんなドラマに使っております。
元禄繚乱では、カノジョをはらませちゃって、カノジョのお父さん(侍)が娘と結婚しないと「ばらすぞ!」とせまった。急進派の高田だったが、女のことでにっちもさっちもいかなくなると言うのはマヌケでおもしろく、脱盟の理屈も合うのでよかった。「幸四郎版」の脱盟理由もこれに似ているが、舅の陰謀が働いてちょっとしたないまぜ悲劇になっており、これも面白い。
ちなみにおじさんは脱盟までさせたのに郡兵衛に家督を譲っていないとか。
最初の脱名に仲間達は「あんにゃろう!踏み殺せっ!!」と大ブーイングだった。
隠れ家に差し入れをしたり、討ち入りが終わったあとにのこのこみんなに会いに来るが門前払いを食らう演出のあるドラマやお芝居もある。
実際に引き上げの時、泉岳寺が近い三田(第1京浜ぞいの御田八幡神社)あたりで酒樽を持って正装で現れ、浪士たちに声をかけて無視され、泉岳寺にも面会にいったとか(そこでも無視)。
脱盟したあとに「悪かった」という態度で後々まで出番を引きずる珍しいキャラクター。
ちなみに講談のほうでは、平岡三十郞なる母方の伯父さん(やっぱり旗本)ちに居候してて、娘おさとのハートを射貫いてしまい、そのまま縁談に発展。郡兵衛もまんざらでもなかったが、討ち入りの日を内祝言の日にさせられちゃって、外出を禁止され、伯父さんの家で遠く陣太鼓の音を聞きながら「ああこの場にいたってまいらんのは不忠不義と思し召すであろうなあ」と、部屋で一人切腹をする。…って、これじゃ萱野三平のエピソードとかぶっちゃうのだが、そんなのがある。
忠臣蔵 花の巻雪の巻でもあばずれと恋仲になり、彼女が討ち入りの日に高田を離してくれなかったので心中して脱盟するという、オリジナルエピソードに変えられているが、せっかく特徴のあるキャラなのに、取って付けたような死のエピソードで「最後の脱盟者」に変えちゃうのはいただけない。
高田軍兵衛