冬の絵空
提供: Kusupedia
かつて「ごっつええ」他の演出をしてたフジテレビの重役さん、小松純也氏の作ったフィクション。演出・上演台本:鈴木勝秀。の舞台。
出演:藤木直人 橋本じゅん 中越典子 生瀬勝久ほか
「忠臣蔵」の登場人物や設定をところどころ借りながら作った新しいストーリーで、たいへんよくできている。会社の重役になるような人(コレ書いた小松さんのこと)って言うのはよく勉強もしてるんだなあと、子供みたいな感想を持った。
いきなりストーリーテラーとして妙海が出てくるのが渋い。ただ妙海にしてもおかるにしても、四十七士さえ同名異人なのだが、とにかく忠臣蔵でこれだけ遊べる人が、自分の勤める会社の作った「携帯忠臣蔵」や「1/47」をどう見たか、感想が聞きたい。
あらすじ:ホントは死んでない内匠頭。討ち入りをメイン・イベントとして盛り上げるために大石内蔵助の名前をビッグにしようと役者のニセ内蔵助をちまたで大活躍させるプロデューサーの天野屋・・。
お話の主題はもっと深いところにあり、それが全体の価値を高めてるのだが、個人的にはラストに行くに従って増えてゆく幾分ムツカシイ台詞がもうちょっとカラッとしててくれたらもっと居心地がよかったかなと思う。
新解釈、異聞と言うよりパロディに近いのかなあ。
ところで藤木直人のあの演技は、アレでいいんですか?