このサイトについて

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ソースは講談本や映画など
このサイトはイラストレーターで"忠臣蔵文化愛好画家"のもりいくすおが、ごく個人的に始めた趣味の独悦パラダイス系サイトです。

本エンサイクロペディアは赤穂事件ではなく、「忠臣蔵」物語について扱うものであり、その出典は講談や講談本。浪曲、人形浄瑠璃、歌舞伎、テレビドラマ、映画、お土産ものなどを中心として玉石混淆に構成されており、史実についてはいたって情弱であり言及はホンのついでに触れることはありますが、おもにフィクションを扱っております。


ともかく、映画やテレビで観る「忠臣蔵」がいちいちアレンジが違うので、一体どれが本寸法なのかと探るうちにハマり、その調べ物の最中に自分が「あったらいいな」と思ったサイトを具現化し、同じ気持ちの方がいらっしゃったら資したい気持ちで立ち上げました。

まだまだ加筆中です。



「キャラ図鑑」について

役者絵のプレートの見方

忠臣蔵物語の登場人物を紹介しております。

講談や映画、お芝居などでどういう役回りか、ほぼ作家の腹から産み出された設定でご紹介しておりますので、実在しない人物もアップされておりますし、実在した人物も史実とは違うバックグラウンドだったりいたします。


役者絵はもりいが描いたもので、「もしもこの役者さんが忠臣蔵のキャラを演じたら」という仮想のもとに描かれたと勘違いされることが少なくないのですが、みんな実際に演じられた役者さんの似顔絵です。

(※ただしブログにアップしてるAKB48の似顔絵については完全な妄想です)


江戸時代に流行した、歌舞伎役者の浮世絵(錦絵)が芝居ごとに描き分けられてるのと同じく、実在の役者さんの「忠臣蔵」における御活躍を絵にいたしました。

考えてみると、写真や映像の文化になってからこっち、絵で芸能人の活躍を紹介するという習慣はすっかり無くなってたんですなー。


参考までに右画像において、イラストにそえてあるプレートの見方を表示させていただきます。



「作品評」カテゴリの説明

もりいくすおが視聴できたものの勝手な感想欄であり、忠臣蔵エンターテインメントの歴史を網羅するものではありません。

評価の基準は「娯楽性」で、見ている最中や終わったあとの個人的満足度が星の数に反映されております。

史実に忠実かとかよりも、国内外のクリエーターが制作時の時代背景において「忠臣蔵」という題材でナニをなし得たか、どう工夫して楽しませてくれたかに重点を置いております。

与えられた尺の中で背伸びせず「出来ることを成し遂げてる」作品は10分のアニメでも高評価だったりします。


好き嫌い評は大きく「忠臣蔵作品リスト」と「なんじゃこら」という項目が設けてあります。

分けた基準は簡単に言うと、マトモなもの採点不能なものとで分けており、これも管理人個人的価値観や感想によって分けられております。

基本、タイトルに"忠臣蔵"とあるものは内容が外伝や「サラリーマン忠臣蔵」「長脇差忠臣蔵」などの、本来のキャラクターが出て来ず、さらに時代背景も違うという作品も、マトモな方に入れました。


いくら背景が忠臣蔵だったり、下敷きが忠臣蔵でも、クオリティや作風がBグレードの域を出ていないものや、そこに入れて置いたほうが面白いモノは「なんじゃこら」に入れてあります。

あえて一つ星の作品も、「忠臣蔵作品リスト」のほうに入れることで系譜に役立つ作品はあえて「なんじゃコラ」に入れておりません。

誤解してほしくないのですが、星の数が少なくてもなんとも愛おしいものです。これはこれほどあまた作られた忠臣蔵ならではのお楽しみ。星の数はその作品の「特徴」のひとつです。


なお、「スピン・オフ」は義士達のエピソードや関わり合いのあった人のエピソードの作品。

なのに、内容が外伝だったり(「元禄水滸伝」「忍びの忠臣蔵」など)タイトルに「外伝」とあっても(「忠臣蔵外伝 四谷怪談」「HANAGATA忠臣蔵外伝」など)本編のほうに入れてるのもあり、なんかもう、すいません。


「関連作品」というのは、忠臣蔵に絡んだ全然別の話などを指しております。ほんとうは。



忠臣蔵の魅力

どんな世の中になっても、「クソ上司」というものはいなくならない。

バイトでも正社員でも重い役職の人でも、上役やクライアントや取引先に「どうしてそういう言い方をするのかなあ」と重いキモチになることがあるもの。

目の前が真っ暗になってキレるくらい追い詰められたおぼえがあったり、そういう人を知っていれば、「いじめがあったか」「けんかがあったか」をろくに調べもせずキレたほうを一方的にNGと裁定する「おかみ」や、裁定が済んだあと、どこへなんのリアクションもせず涼しい顔のいじめっ子を不審に思う。

現実的には泣き寝入りなアレコレを、胸のすくような討ち入りで痛快に解決してくれるから忠臣蔵はいいのである。


それを以下の要素が思いっきり魅力を倍増させる。


・基本、明瞭なストーリー。

・いじめっ子がコテンパンにやっつけられるという勧善懲悪。

・元祖戦隊ヒーロー?

・江戸時代のハナシだが登場人物の心持ちや行動に自分を照らし合わせて楽しめる。

・武士道話にくくられることが多いが実は「身内」「家族」の生活エピソードが多く、あり方につていろいろ考えさせられる。

・全員が忠臣孝子というキャラではなく、軽率、だめんず、遊び好きなど人間味がある。

・トゥルーストーリーだという背景。

・メンバー全員が余命1年10ヶ月という制約の中でのお話作り。

 (しかし"脱盟"というカタチでその気になれば足かせをはずせる。)

・背景に必ず「討ち入り」というゴールがあるので、手前の話はどんなに平凡な展開でも面白くなる。

・「仮名手本忠臣蔵」ではこの討ち入りまでのプロセスこそが醍醐味。

 「壮挙よりも、その陰で苦しみ、悲しみ、泣いた人間の集積が人々の官能を揺さぶる」

  講談社「歌舞伎の魅力大辞典」より

・「お話しの筋の大幹(本伝)があって、小枝(銘々伝、外伝)があって、どんな些細なエピソードも結局はその大きな幹に繋がっていくことで「ああ、義士の!」って腑に落ちちゃうんですよ。外伝にしても「義士に」加勢した、応援した…チョコレートあげただけかもしんない。でも「義士にチョコレート!そりゃたいしたもんだ」てことで腑に落ちちゃう、その腑に落ち方が忠臣蔵のすごさ。。」

  国本武春さんと最後に飲んだ晩の武春さんの談話。

・事件に謎が多い分、創作も自由。

・本伝、外伝などのキャラの量と、豊かさ。

・スピン・オフ(銘々伝、外伝)に語られる前日談や後日談などのアレンジのバリエーション。

・ネットのない時代から続く「二次創作」的リメイクの歴史。

・日本でもっとも有名で古い?グランドホテル方式、アンサンブル・プレイ作品である。(要確認)

・リメイクに見る各クリエーター(やアクター)達の腕くらべが楽しい。

・少年ジャンプばりの「友情」「努力」「勝利」のキーワード。

・意外に学ぶべき点が多い。特に忍耐系。人間関係系。ちなみにオバケもこわくなくなる。

・映像作品においての「こんな人も出てるんだ」という配役の仕掛けの元祖?

・ファンは忠臣蔵というファクターで歌舞伎、オペラ、バレエ、史跡や寺など色んなお出かけを楽しめる。

・外伝のエピソードがいわゆる「イイ話」だらけ。

・義士伝はいろんなケースに耐えうる本質を持ち合わせているから時代や地域を超える。

・「大空港」「タワーリングインフェルノ」や一連のディザスタームービーのように、

  あたりまえの生活をしているふつうの人達が、突如まとめて大トラブルに見舞われるが、

  最終的にちからをあわせて目的を達成しようとするドラマツルギー。

・ふだんバラバラに活躍してる浪士が最終的に一丸となるクロスオーバーは、

  贅沢感やパワーがハンパじゃないしクール。言わば「アベンジャーズ」(文字通りw)のようなドリームチーム。

  講談本のほとんどは、討ち入り前の「勢揃い」というアッセンブルの章を大切にしている。

  このシーンは本来ならば、某芸人さんの言い方を借りるならば「オーシャンズ11のメンバーがひとりずつ集まってくるかの如き興奮」に満ちているのが王道。

  規律違反を犯して主要クルーがほうぼうから集まり、エンタープライズ号を盗んでMr.スポックを探す旅に出る劇場版「スタートレック3」のかんじ。

・違法なことを成功させるために仲間で計画、暗躍するケイパーもののおもしろさ。

・元禄という極彩色のカブいたビビッドな背景と、雪をバック・グラウンドに黒い装束というコントラストのクールさ。

・舞台が雪月花

etc.....


善と悪だけじゃ割り切れない世の中なこんにちにあっては、四十七士のおこないに数々のオピニオンの存するところでもありましょうが、数百年の武家政治によってつちかわれた封建の伝統、「万山重からずとも君恩重し」、「一髪軽からず我が命軽ろし」と言った、君主絶対の主義に生きた当時の武士道精神のあらわれでありまして、価値観には「いまと大違い」の時代のへだたりがありまして、それをふまえて忠臣蔵を楽しむべきかと思っております。



おすすめ「忠臣蔵」作品

忠臣蔵 花の巻雪の巻

忠臣蔵物語にはおおきく人形浄瑠璃&歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」と、多くの映画やドラマのもととなってる講談や浪曲の「赤穂義士伝」、最近では赤穂事件の史実などが映像作品の大きなモトとなっており、そのつど作り手によってアレンジの違う忠臣蔵が生まれています。

ビギナーの方にオススメできる作品は、ストーリー的にオーソドックスにまとめられた東宝娯楽「忠臣蔵 花の巻雪の巻」(DVD入手可)。体調がどんなときでもスッと入れるやさしさとわかりやすさと完成度と絢爛さがあります。うちの若い衆にも好評で、アメリカのレビューでもすこぶる評判が良いです。

同タイトルでややこしいんですがその原型っぽい?「忠臣蔵 花の巻・雪の巻 (松竹)」(DVD入手可)などは東宝作品より硬派でツッコミどころが少ない完成度です。が、作品が地味なので辛抱強い人にオススメ。両「花の巻雪の巻」ともに松本白鴎の存在感が群星を圧しております。

サムライ言葉がスッと入ってくる通人にはスタイリッシュなパッケージに仕上がった「忠臣蔵 地の巻/天の巻」(DVD入手可)がオススメです。

年末時代劇スペシャル 忠臣蔵(DVD入手可)」も、人気が高いです(ただし、吉良にヒゲがあることや斬首前に能を舞う演出がファンにすこぶる悪評)。テレビドラマなので肩がこらないという意味ではこちらもオススメ。

変化球ではありますが「赤穂浪士」(DVD入手可)は圧倒的な絵作りの良さと人物設定の豊かさで出色の作品。



ハマッたキッカケ

子供の頃からぞっこんだったわけではなく、40過ぎて急にハマッた「グラ落ち」(<そんな言い方は、無いがw)について。


2007年末、北大路欣也の「忠臣蔵」のCS放送を見ながら、これまで見る度に混乱していた「忠臣蔵」の大勢の登場人物をひとつ理解してやろうと思い立ち、相関図を書いた。

すると別作品で同じ登場人物の役割が違ったりするので、観る作品ごとに微妙にストーリーの違う忠臣蔵の一体どれがオリジナルなのだろうと、さらに確認のために他のいろんな忠臣蔵を見漁りました。

探りはじめると、ソレが大変な芸能(=エンターテインメントの各分野に幅広く忠臣蔵が存ること、それが250年以上、鬼のようなリメイクの量になってることなど)であることに圧倒され、クリエーターの腕比べが面白くて、すっかり魅力にとりつかれました。

これが忠臣蔵観賞が趣味になる経緯です。


とはいえ、最初に見た北大路欣也の「忠臣蔵」がとりたててずばぬけて傑作だったわけではありません。その前年に初めて仮名手本忠臣蔵をDVDで見たのも衝撃だったし、それより昔の「元禄繚乱」でそこそこハートを捕まれていましたし、さらに昔にも無意識に「忠臣蔵 花の巻雪の巻」の放送を録画していたりもしていました。完全にハマるまでの助走はありました。

正直申し上げますと、「この作品で感動したから」とかいう大きなキッカケは無いんです。

こうした「きっかけバナシ」には往々にして「あとづけ」でエピソードを盛るものですが、TPOに合わせて以下をテキトーに答えるようにしております。


<好きになるキッカケエピソード1>

そもそも、子供の頃から「がんばれ!ロボコン」「スタートレックシリーズ」「太陽にほえろ!」「吉本新喜劇」「モーニング娘。」「AKB48」など、群像劇(大勢のキャラクターとその相関関係)にしびれる素養があったようです。

しかし、それらが持っている歴史の長さが飽きる長さに比例していました。興味を持ってからいろいろ調べ上げて追いついてから、よっぽど新しいことがないと飽きちゃう。ですからスタートレックは一番長く凝っていましたがモー娘。に飽きるのは早かった。

そこへいくと、300年以上の間、多くの人に愛され続けた忠臣蔵は、キャリアは申し分ありません。


そもそも史実上の登場人物がたくさんいるのに、フィクション部分でも歌舞伎は歌舞伎、講談は講談と、それぞれの世界の中で新しい魅力的なキャラクターがどんどん生まれては育まれ、四十七士にからんできて、新しいエピソードを生んでいます。


夢中になってキャラクターを追いかけていると、あっちにも開けてないフタが見つかる。あ、こっちにも、という具合で、気づいたらすっかりハマッていたというわけです。


<好きになるキッカケエピソード2>

生まれたのが堀部家の菩提寺の真ん前で、通ってた学校は安兵衛がおじさんの助太刀をした早稲田にあり、そこへは中山姓時代の安兵衛の自宅のあった牛込を6年間バスで通り抜け続け、いま住んでいるのが堀部安兵衛終焉の地の近所です。仕事場は安兵衛が19歳で江戸に来て最初に住んだ麻布切通そば。サイト開設の年にエキジビジョンを持ちかけられた展示会場は堀内道場のあった小石川

・・本籍は新発田城主・溝口信濃守(安兵衛のお父さん中山弥次右衛門が仕えた殿様)のお屋敷のあった南麻布。


いずれも「たまたま」な巡り合わせです。たまたまにしては出来すぎているので、これはもうなにか運命、宿命的なものを感じております。


<好きになるキッカケエピソード3>

もりいがハマった2007年に不思議がある。

その後2度と放送が無い(もしくはしばらく放送が無い)ような貴重な忠臣蔵映画が軒並みBSやCSで放送があったのがこの年(&2008年)なのである。

作品はたとえば「四十八人目の男」「韋駄天数右衛門」「サラリーマン忠臣蔵(テレ朝版)」などがそうであるが、なにかのバイオリズムがクロスオーバーしたのか、各局が申し合わせたのか、不思議。

もりいもその波動に巻き込まれたと思うと面白いです。


当WEBサイト公開のいきさつ

キャラクターのメモを取ると同時にたくさん見た忠臣蔵映画などのメモも、まとめてみると我ながらなかなかお役立ちだしおもしろかったので、ホームページで公開しようと思い立ちました。

それを話したら身近な誰かが「絵も一緒にあるといい」というので、浮世絵には忠臣蔵を演じた役者絵がいっぱいあるが、昭和以降はないなあと思い、役者さんの絵も描くことにいたしました。

そして遂に北大路欣也の「忠臣蔵」からメモを始めて1年足らずで2008年秋、WEB公開。


Wikipediaのパロディやトップページなどのデザインは友人たちに頼んで作ってもらっております。この機能で何か新しいことがしたいという来訪者のお方がおられましたら気軽に質問メールをくださいませ。ご紹介させていただきます。


始めるに当たってサイト名をどうしようかと思いましたが、講談や浪曲の中で討ち入り前に四十七士が集まったそば屋が「くすや」ということで、あたしの名前の「くすお」と似てることからコレも何かのご縁と思い、四十七士が集まったように、このサイトにも忠臣蔵ファンの方が集まっていただけるようキャラクターもそば屋のおっさんにして、そのまま「忠臣蔵ファンサイトくすや」といたしました。

お見知りおかれまして恐惶万端ひきたててよろしくお願い申し上げます。


もりいくすお