極道忠臣蔵
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作品概要 | |
制作会社 | オールインエンタテインメント |
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公開年度 | 2011年 |
内蔵助役 | 白竜 |
評価 |
同じ暴力団モノの「なにわ忠臣蔵」より圧倒的に予算がないにもかかわらず、すごくチュウシングラしているVシネ。
登場人物の名前も状況も、オリジナルからほど遠いのに、ぼうっと見てて「あ、これは忠臣蔵だ」とピンと来るほど筋が通っており、脚本・監督の片岡修二の堅実な仕事ぶりがひじょうに好感が持てる(註01)。
脚本と監督が一緒だとブレが無くていいのかも。
本作品を見ていて思ったのだが、どのシークエンスをどういう尺でやるかで「忠臣蔵ができてる」か「できてない」かが決まるのだなあと思った。
たった73分の中にほんとうに上手に無駄なく無理なく適度な尺でエッセンスがまとまっている。
絵作りが昔のはぐれ刑事というか、再現VTRというか、そういうグレードなのも肩が凝らなくてイイ。
でも、お膳立てがしっかりしてるんだから、ラストのアクションは徹底的にやってほしかった。監督にもう何百万円かを渡して屋敷をよごしまくる血まみれの討ち入りが見たかったなあ。ロケ地の屋敷にずいぶん気を使ってるアクションに見えた。あと、季節も真夏じゃなく雪景色だったら、もっともっとイケてたんじゃないかなあ。
註01…余談も余談で恐縮ですが、監督、Wikipediaが正しければあたしと誕生日が一緒。