「OL忠臣蔵」の版間の差分
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会社を乗っ取られる社長役の長門裕之は同年発表の「[[なにわ忠臣蔵]]」にも出てる。 | 会社を乗っ取られる社長役の長門裕之は同年発表の「[[なにわ忠臣蔵]]」にも出てる。 | ||
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2015年10月1日 (木) 12:08時点における版
M&Aに伴うリストラ騒動に翻弄されるOLが新取締役にリベンジするハナシ。
コミカルな部分が多いが喜劇というほどではなく、かといってシリアスな映画でもない。
企業買収とか株のこととかよく調べられてお話が書かれているが、ストーリーの組み立てや痛快なテンポで全編楽しませるのではなく、なんやかやあったあとでラストに主人公が長台詞を喋るという、なんかこの当時っぽい構成。
そもそも乗っ取り劇に反旗を翻すわりには、どうして主役の下っ端OL7人がそれほどいまいる会社に執着するのかがよくわからない。生き生き働いて評価されているとか、高給を取って成功しているとかいう場面があるわけでもないし、ありがちな、ドジっぽいけど元気で多少キュートみたいに描かれる面々が、とにかくがんばる。
脚本家は4人いて、そのうち一人だけ女性なのだが、もしかしたら鑑賞者が共感できるようなOLあるあるを最初は書いたにもかかわらず、いつも「夜逃げや本舗」で一緒に仕事してる男3人に排除されちゃったんじゃなかろうか?(<かなり無根拠な邪推御免)
とにもかくにも、本編に「忠臣蔵」的要素は一切無く、「リベンジ」的な意味合いで「ちゅうしんぐら」というワードをタイトルに単純にくっつけてるだけ。
ただ、百歩譲って、買収劇やラストが株主総会ってところだけ着目すると「サラリーマン忠臣蔵」に似てないこともない。そういえば、タイトルはそっくりだ。「サラリーマン」に対して「OL」なんだものねえ。そういうことなのかなあ。どうでもいいや。
会社を乗っ取られる社長役の長門裕之は同年発表の「なにわ忠臣蔵」にも出てる。