「薄桜記」の版間の差分

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いやもう、この映画はもう、あたしがなんだかんだ言うまでもなく、ちゃんとした良い作品でございまして、忠臣蔵スタンスからよけいなことを言うと、そうとう的外れなレビューになりますれば、気になった方は各々ご購入、またはレンタルなどしてご覧なさればよろしかろうて。
 
いやもう、この映画はもう、あたしがなんだかんだ言うまでもなく、ちゃんとした良い作品でございまして、忠臣蔵スタンスからよけいなことを言うと、そうとう的外れなレビューになりますれば、気になった方は各々ご購入、またはレンタルなどしてご覧なさればよろしかろうて。
  
途中までズ〜〜ッと丹下'''左膳'''と安兵衛の話だと勘違いしながら見てたときは、[[血槍無双]]みたいな娯楽作品だと思ってたんですが、なんだか「別格」でありました。だってオープニングのテンポとか、娯楽映画としてはグイグイ引っ張りこんでくれるんですもの。
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途中までズ〜〜ッと丹下'''左膳'''と安兵衛の話だと勘違いしながら見てたときは、[[血槍無双]]みたいな娯楽作品だと思ってたんですが、なんだか「別格」でありました。だってオープニングのテンポとか、娯楽映画的にグイグイ引っ張りこんでくれるんですもの。
  
それに左膳って大岡越前の頃の人でしょう??時代もメチャクチャ違うわけでもないし、この映画の主人公も名前や容姿が左膳とじゃっかんかぶってるんでてっきり「丹下左膳/エピソード1」かと思っちゃった。途中からなんだかヘンだなあ〜と思ってたら勘違いでした。なんでそんな紛らわしことをするのか?気持ちを入れ替えてもう一回見ないといけません。
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それに左膳って大岡越前の頃の人でしょう??時代もメチャクチャ違うわけでもないし、てっきり「丹下左膳/エピソード1」かと思っちゃったら興奮しちまいまして…。でも途中からなんだかヘンだなあ〜と思ってたら勘違いでした。なんでそんな紛らわしことをするのか?名前や容姿がかぶり過ぎだろ。気持ちを入れ替えてもう一回見ないといけません。
  
  

2009年1月15日 (木) 02:07時点における版

作品概要
制作会社 大映
公開年度 1959年
内蔵助役 −−−
評価 4ツ星


伯父さんの仇討ちに走る中山安兵衛が道すがらバッタリ出会った旗本・丹下典膳と運命の出会いを果たし、その後もろもろの皮肉な運命…


いやもう、この映画はもう、あたしがなんだかんだ言うまでもなく、ちゃんとした良い作品でございまして、忠臣蔵スタンスからよけいなことを言うと、そうとう的外れなレビューになりますれば、気になった方は各々ご購入、またはレンタルなどしてご覧なさればよろしかろうて。

途中までズ〜〜ッと丹下左膳と安兵衛の話だと勘違いしながら見てたときは、血槍無双みたいな娯楽作品だと思ってたんですが、なんだか「別格」でありました。だってオープニングのテンポとか、娯楽映画的にグイグイ引っ張りこんでくれるんですもの。

それに左膳って大岡越前の頃の人でしょう??時代もメチャクチャ違うわけでもないし、てっきり「丹下左膳/エピソード1」かと思っちゃったら興奮しちまいまして…。でも途中からなんだかヘンだなあ〜と思ってたら勘違いでした。なんでそんな紛らわしことをするのか?名前や容姿がかぶり過ぎだろ。気持ちを入れ替えてもう一回見ないといけません。


あるシーンの殺陣がいいので原作を読みたくなったが(一体どう表現するとこういうことになるのかと)、どうも脚本のほうがいいらしくて、で、監督も、そして雷蔵もものすごいいきごみで作ったらしいんですね。だからなんというか、ものすごい昇華を遂げたわけですよ。でも映画のプレスに「妖気をはらんだ五味康祐の評判小説」とあるから、やっぱりちょっと読みたい。五味康祐って柴田錬三郎とかわりばんこに「ほんものは誰だ?!」のパネラーで出てた人ですよね。

やー、しかしこれ、忠臣蔵の外伝っていうことですけど、「関連作品」に近いかなあ。とにかく、映画としては五つ星です。

忠臣蔵がサブでも、こっちが忠臣蔵スタンスで見ていると、すごくもりあがってるメインの壮絶さや悲しさよりも、やっぱり茶会の日取りがわかったところでグッとくるんですよね。「忠臣蔵モード」って不思議です。ヒイキってこういうことなんですかね。


雷蔵が光り輝いてるが、この翌年、カツシンが「不知火検校」で新しく生まれます。