「腕におぼえあり」の版間の差分

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・本作品には、2と3という続編があるが忠臣蔵とは無関係。
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・本作品には、2と3という続編があるが忠臣蔵とは無関係。藤沢周平の原作に基づいてそうなっている。
  
  
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[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1992]]
 
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1992]]

2014年11月2日 (日) 18:11時点における版

作品概要
制作会社 NHK
公開年度 1992年
内蔵助役 江守徹
評価 3ツ星

原作藤沢周平『用心棒日月抄』

連ドラ。

地方のさむらいの村上弘明がフィアンセのおとうさん(じつはわるもの)を斬っちゃって江戸に逃げ込み、用心棒稼業をして毎日を暮らす中で、派遣先でいろんな人生の女性達と出会い、一方で赤穂浪士たちと知り合ったりする。

そんなある日、派遣会社の坂上二郎が吉良屋敷の勤務の話を持ってくる。


自由に作ったスピンオフだが、上品にオリジナルキャラとからんでおり、ドラマはNHKだもんだから全体の作りが丁寧なんで、安心して見ていられる。

ふつうにおもしろいし、好感度が高い。


ぼんやり見てたときは気づかなんだが、内蔵助=江守徹、柳沢吉保=石坂浩二って、まんま17年前の「元禄太平記」のキャスティングなのね!

で、「元禄太平記」を確認したら、討ち入りのときに江守内蔵助が「うちいりっ!」って言ってるのまで同じ!なかなかニクいパロディをやるなあ!NHKめ!

と、そこからよくよく見ていくうちに、討ち入りのシーンは昔のVTRそのまま使ってるのが露見!あっな〜るほど、経費節約のために金のかかる討ち入りのシーンを古いVTRでまかなおうという作戦だったのかあ。自然に編集されててわからなかった!効果音やBGMがかぶるとなおさら古い画像と見抜けない(夜のシーンだし)。

なんか、そこらへんの目くらましに、わざわざ石坂浩二引っ張ってきて新しいシーンを撮ってカモフラージュしたな〜(<そうなのか?)。トボけたヤツだぜNHK。

ちなみに田村邸の内匠頭切腹は「峠の群像」の引用だった。

ただ古い映像をつなぎ合わせたんでは単に予算が足りないドラマになってしまうが、大胆にやることで「シャレ」にしてるところがウマイ。


どうでもいいんだけど、「編笠十兵衛」(1997テレ東)池波正太郎原作、「刺客請負人」(2007テレ東)森村誠一原作※01

って全部主役が村上弘明ってのはなんなんでしょうか。

いや、嫌いじゃないですけど、忠臣蔵の外伝は彼でやろうという取り決めでもあるんでしょうか。


余談

・本作品には、2と3という続編があるが忠臣蔵とは無関係。藤沢周平の原作に基づいてそうなっている。


・別の原作を混ぜている本作品よりも同じ原作の「藤沢周平の用心棒日月抄」(97)のほうが「主役と、ゲスト女優」という構成が明確で、コレもおもしろい。

 小田茜は両方の作品に出ている。



腕におぼえあり DVD-BOX

村上弘明 出演, 渡辺徹 出演