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2008年12月18日 (木) 21:56時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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役者絵:狆
国芳画:誠忠義士伝より
泉岳寺のお土産


狆【ちん】…お犬様。日本原産の愛玩犬の1品種。

法の下に大切にされてる動物の代表としてしばしば「忠臣蔵」に登場。

駕篭に乗ってたり、ふかふかの紫色の座布団に座ってたり、将軍の膝の上、柳沢邸、吉良邸などでうろちょろしてたりする。浪士側のペットとして登場することはまず無い。

赤穂浪士(東映)ではオープニングに立派な駕籠に乗って登場。堀田隼人におどかされた岡っ引きがぶつかると駕籠ごとぶったおれるのだが、駕籠は引き戸も掛けすだれみたいなものも無いスッポンポンな状態なので、狆は横転した駕籠から放り出され、フレームアウトしてよくは見えないが、ことによると下敷きになってるんじゃないかと心配になるようなアクションシーンがある。シーンが変わると上野介の部屋でベロ出してハッハハッハ言いながら鎮座してるが(さっきの狆と同一かは判別不能)、そばでジッと見て一服していた上野介(月形龍之介)に「品はよくないのう。下賤な顔をしておる」と言われている。そのあとでおまんじゅうをもらい「うまいか」と聞かれている。(そしてときどきカメラ目線)

忠臣蔵・女たち・愛(TBS)では徳川綱吉役のカツシンと10匹ほど(たぶん最多)がいつも一緒だが、最終的にかんしゃくを起こしたカツシンにだしぬけに棒で何匹かぶっ叩かれており、ビックリして逃げ出すチンやかすかだが悲鳴も聞こえる。

たけしの忠臣蔵では斬り殺された吉良邸の用人の死体の周囲を何匹かがうろちょろしていた。瑤泉院の陰謀では津川雅彦演じる将軍に飼われており、かれのキスの猛攻撃に若干引き気味である。


画像下の一勇斎国芳の絵のチンは、勝田新左衛門(勝多真右衛門)の足下にちょろちょろ出てきちゃったようすが描かれている。リニューアル版になるとその絵がじゃっかんデフォルメ加工されて、よりタリラリラーンな顔になっている。

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