牧野春齋

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牧野春齋【まきの しゅんさい】…いさましかった小坊主。

討ち入りはワンサイドゲームで、惨劇であるという視点で描かれた漫画、杉浦日向子の「吉良供養」にも登場する実在した勇敢な小坊主。牧野珍齋(まきの ちんさい)という名で紹介してる講談もある。

仮名手本にも出てくる意外なセミレギュラー。

討ち入りのときに屋内で四十七士の行くてを阻んだが、あわてんぼうの武林が峰打ちにしようとしたが間違って刃のほうでポンとやってしまったので、首をポロリと落ちてしまった。武林は居合わせたゲンゴに「不憫だ」と怒られる。袈裟懸けに斬られて唯七に「もろいやつ」と捨てセリフを吐かれる講談もある。

映像では、うっかり武林が殺してしまうシークエンスは東宝「忠臣蔵 花の巻雪の巻」に出てくる。赤穂義士(大映)では束でぶん殴られている。(「実録忠臣蔵」にもそれらしいカットがあるが、昔の無声映画なので数フレームだけサブリミナルのように、ほんの一瞬、ある。)

後年までその勇敢さがたたえられた子供。

牧野春斎。