武林唯七

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2011年5月8日 (日) 22:22時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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役者絵:藤木 悠

武林唯七【たけばやし ただしち】…粗忽キャラ。

秀吉の朝鮮出兵の際の捕虜中国人の末裔。帰化している。

…と、ラジオで思いっきり言っちゃったけど山口県に漂着した孟子の後裔の子孫?

浅野内匠頭とは「乳兄弟」であるとする講談もある。


殿様の御用も聴かずに浅野ご本家までお使いに飛び出して、間違えて隣のお屋敷に入ったことを玄関先で気づいたが居直って奥まで入っていって「あのぉ、え〜っとですね、お昼を食べさせてくれませんか?」とヘンなごまかしをしたりする天然ぶり。

その後となりのご本家へ行っても用事がわからないんで、とにかく庭のカキツバタをもらって帰ってくる。ムチの代わりにカキツバタで馬の尻を叩いてたんで内匠頭に枝だけ見せて「見事な花びらが、ありゃ!?」という具合。<アホさくれつ(笑)!※カキツバタは有栖川親王(あるいは九条関白家)から進上になったもので、はなから本家にそれを取りにいくんで出かけたという設定もある。

この「粗忽の使者」という講談は同じタイトルの落語がある。そもそも落語の源流は講談・講釈ということで、これもそのひとつ。落語版は別のキャラクターのハナシになっている。

屋敷を間違えて、お邪魔した先でイヤと言うほどメシを食わされるくだりは「韋駄天数右衛門」という映画で不破数右衛門のエピソードとしてビジュアル化されており、泣きべそをかきながら何杯もメシを食ったあげく、屋敷の外で嘔吐するようすがコミカルに描かれている。


また、白いハトを50羽、加州侯に寒中見舞いに持っていくお使いでも失敗をし、先方で「寒中見舞い」の言葉が思い出せず、つい「あててごらんなさい」と用向きをクイズにしてしまった。

この時は一発で正解されてくやしくなったので「ブッブー。当家による能狂言のイベントのご招待でした」とでまかせを言って誤魔化したもんだから、浅野家ではホントにイベントをしないと体裁が悪いので飛んだ散財になったというレアな逸話もある。<アホさくれつ(笑)!


討ち入りの際、大高源五とともに塀を乗り越えてまず乗り込む。この際、声を上げた門番の頭を掛矢(かけや)で打ち込む。頭がめり込んだ門番に対して唯七「どんな心持ちだ」門番「すめば都で胴の中も気が変わっていいですな」と言って絶命。<アホさくれつ(笑)!


この人も炭小屋で吉良を見つけたとされる。討ち入りが終わったあと裏門で間十次郎と「最初の一太刀はおれだ!」と手柄について功名争いをするがこの人が二の太刀(歌舞伎「元禄忠臣蔵」)。


吃音のキャラとして演出されることがあるが(サラリーマン忠臣蔵ギャング忠臣蔵)、講談のほうでそういう設定がある。声を張ってるときは決してどもらないが、それが地に落とすとつかえるそうです。だから自然と口調が乱暴になったそうでございます。


享年32。

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