「早野勘平」の版間の差分
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+ | 彼がそう思いこんだのは事件当夜、実際に人間を誤射した経緯があるから。その時は真っ暗闇でてさぐりで人間をやっちゃったことだけは確認したものの身元はわからなかった。悪いことに勘平はその時できごころでその死体の持ってる財布を盗んで帰ってきてしまう。だから、死体が舅だと判明(勘違い)したときのショックはでかかった。ちなみにその死体はイノシシに発砲した弾がそれて命中した、だれあろう強盗の真犯人、[[斧定九郎]]だったのだ。オカネだって盗まなくたって勘平のためのものなのだ。勘平早まった。お軽はフーゾクで働く甲斐がなく、めちゃくちゃツイてない。 | ||
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2010年5月4日 (火) 16:18時点における版
早野勘平(はやの かんぺい)…不運で脱盟。
仮名手本忠臣蔵の、名代のダメンズキャラ。
史実の萱野三平がモデルの架空浪士。モデルといっても名前を借りただけで設定は架空オリジナル。
腰元のお軽と密会デート(逢瀬おうせ)してたら主君の大事件に駆けつけられなかったところから人生急降下。
「お家の大事に腰元とデートなんぞしくさっておって、この腐れザムライが」と仲間からバッシングを受け相当へこみ、死んじゃおうかとも思ったがお軽のすすめで彼女の田舎に引きこもる。
舅、与市兵衛が勘平を討ち入りメンバーに加える為の軍資金にとお軽を祇園のフーゾク店「一文字屋」に売ったその帰り(売るなっつうの)、強盗にあって死ぬが、その死体が家まで搬送されてきたとき勘平はそれをハンティング中の「自分の誤射」で死なせてしまったものと思い込み自責の念から自害して果ててしまう。
彼がそう思いこんだのは事件当夜、実際に人間を誤射した経緯があるから。その時は真っ暗闇でてさぐりで人間をやっちゃったことだけは確認したものの身元はわからなかった。悪いことに勘平はその時できごころでその死体の持ってる財布を盗んで帰ってきてしまう。だから、死体が舅だと判明(勘違い)したときのショックはでかかった。ちなみにその死体はイノシシに発砲した弾がそれて命中した、だれあろう強盗の真犯人、斧定九郎だったのだ。オカネだって盗まなくたって勘平のためのものなのだ。勘平早まった。お軽はフーゾクで働く甲斐がなく、めちゃくちゃツイてない。
3人死んでるがイノシシは生きてます。「五段目で運のいいのはシシばかり」
このキャラは、かわいそうなのか、大馬鹿者なのか、描き方、演じ方でずいぶん変わってしまうのでむずかしい。不器用な男を観ていて観客の同情が集まれば成功。「どんくさいやつだなあ」と思われたら失敗である。
享年 30になるやならず
人気が高いキャラ。
5〜6段目だけちょくちょく映画化されておりマキノ雅弘監督作品「おかる勘平」52。佐々木康監督作品「悲恋 おかる勘平」56などがある。
落語では素人芝居(茶番)で忠臣蔵五段目で町内のみんなが勘平をやりたがるんでいっぺんにキャスティングしたら勘平ばかりズラッと舞台に並んじゃったもんだから、ギャラリーが「なんですい、あれは?」「勘平式(観兵式)じゃありませんか?」とギャグになってるが、ネタが古すぎてよくわからない。
関連項目
- お軽(恋人)