「戸田局」の版間の差分

2008年9月15日 (月) 17:59時点における版

役者絵：梶 芽衣子

戸田局【とだのつぼね】

瑤泉院の側近。

おばさんで、キレもの風だが「南部坂雪の別れ」では大石の本心を見抜けなかった。

薙刀（なぎなた）の使い手。

小野寺十内の妹。

南部坂雪の別れ

討ち入り日、内蔵助は事前に赤坂、南部坂の浅野家のお屋敷に未亡人・瑤泉院（ようぜんいん）をいとまごいに訪ねる。が、女中に超あやしい女が混ざってたんで、ここで綿密な計画がパーになっちゃあすべて水の泡だととっさに（血を吐く思いで）嘘をつく。 瑤「今日はなんの用事？」とワクワクたずねられるも、内「あ〜いや、再就職が決まりましたんで」瑤「えっ。カタキウチしないで別の殿様に仕えるの？」内「やあもう、人数は減るし、ヤバいんでもうアハハ」瑤「帰れ」内「あ、お線香だけ」瑤「帰れっつってんの！」

すごくいやな空気になって瑤泉院は退席。戸田「ね、ほんとはやるんでしょ？」内「いえ」戸「兄は…」内「ああなんか、幇間（たいこもち）になるつってたかな。あ、そうだコレさっき怒ってたんで渡せなかったんですけど自主制作の歌集です。」戸「…優雅なことで。お預かりします」

内蔵助はうそをつきまくって軽蔑されまくって、じゃっかんへこみ気味に屋敷をあとにする。その夜、女中紅梅が戸田の部屋（とか仏壇の前）に置いてある歌集を盗もうと侵入したところを取り押さえられる。歌集と言ってたそれは、四十七士の連判状だった。くやむ一同。

関連項目

阿久里／瑤泉院（主人）

紅梅（スパイ）

小野寺十内（兄）