「忠臣蔵(大映)」の版間の差分

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後半は急に落ち着いた、丁寧なドラマ構成になっている。鶴田浩二の[[岡野金右衛門]]が露出度が多く、京マチ子の間者のシークエンスが多いのが特徴。このあたりのめりはりが映画を退屈させない。
 
後半は急に落ち着いた、丁寧なドラマ構成になっている。鶴田浩二の[[岡野金右衛門]]が露出度が多く、京マチ子の間者のシークエンスが多いのが特徴。このあたりのめりはりが映画を退屈させない。
  
「大石東下り」の[[垣見五郎兵衛]]役の中村鴈治郎がいい。この人、黒澤の「どん底」もそうなんだけど、顔がちょっと恐いわりにどこかカワイイ。
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もっと言うと、急いだ前半とたっぷりした後半の隙間に、比較的愉快な[[赤埴源蔵]](カツシン)や[[勝田新左衛門]]のお父さん(志村喬)のエピソードが挟まれており、この強弱もイイ。
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あと、「大石東下り」の[[垣見五郎兵衛]]役の中村鴈治郎がいい。この人、黒澤の「どん底」もそうなんだけど、顔がちょっと恐いわりにどこかカワイイのです。
  
 
この映画でもっとも特徴的なのは、全編にわたって要所要所で[[多門伝八郎]]が月光仮面(鞍馬天狗?)のように奔走してかなり浪士側をバックアップしてくれる部分。
 
この映画でもっとも特徴的なのは、全編にわたって要所要所で[[多門伝八郎]]が月光仮面(鞍馬天狗?)のように奔走してかなり浪士側をバックアップしてくれる部分。
  
  
 
カツシンが[[赤埴源蔵]]。若尾文子は[[お艶|大工の娘]]。
 
  
 
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[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1958]]
 
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1958]]

2009年3月15日 (日) 01:14時点における版

作品概要
制作会社 大映
公開年度 1958年
内蔵助役 長谷川一夫
評価 3ツ星
役者絵:勝 新太郎
役者絵:鶴田浩二

出演者の目張りがすごいんで油断すると全員同じ顔に見える。

前半はなんだか展開を急いでる感じがして、ちょっと登場人物に共感できない。反面、ストイックで無駄のないスタイリッシュな進み方が気持ちよい感じも、する。だがそのスピードにスター市川雷蔵も巻き込まれてしまうので、せっかくの大映映画だがゆっくり雷蔵を楽しむことはできない。彼の浅野内匠頭は強そうなので、とことん「かわいそう」には見えない。切腹のときも無刀無言で面会が許されてるはずの片岡源五右衛門とあっさり会話してるし。

後半は急に落ち着いた、丁寧なドラマ構成になっている。鶴田浩二の岡野金右衛門が露出度が多く、京マチ子の間者のシークエンスが多いのが特徴。このあたりのめりはりが映画を退屈させない。

もっと言うと、急いだ前半とたっぷりした後半の隙間に、比較的愉快な赤埴源蔵(カツシン)や勝田新左衛門のお父さん(志村喬)のエピソードが挟まれており、この強弱もイイ。

あと、「大石東下り」の垣見五郎兵衛役の中村鴈治郎がいい。この人、黒澤の「どん底」もそうなんだけど、顔がちょっと恐いわりにどこかカワイイのです。

この映画でもっとも特徴的なのは、全編にわたって要所要所で多門伝八郎が月光仮面(鞍馬天狗?)のように奔走してかなり浪士側をバックアップしてくれる部分。