「このサイトについて」の版間の差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索
94行目: 94行目:
 
・ふだんバラバラに活躍してる浪士が最終的に一丸となるクロスオーバーは、
 
・ふだんバラバラに活躍してる浪士が最終的に一丸となるクロスオーバーは、
  
  贅沢感やパワーがハンパじゃないしクール。
+
  贅沢感やパワーがハンパじゃないしクール。言わばドリームチーム。
  
  売れてるアイドルユニット(SMAP、AKB48、ハナ肇とクレージーキャッツ等)と同じ事が言える。
+
  講談本のほとんどは、討ち入り前の「勢揃い」という章を大切にしている。
 +
 
 +
  近年の忠臣蔵のキャスティングが甘いので、ラストがドリームに仕上がっておらず興奮しない。
 +
 
 +
・元禄という極彩色のカブいた背景に、雪をバック・グラウンドに黒い装束というコントラストのクールさ。
 +
 
 +
  近年の忠臣蔵の美術や衣裳はこの点がはなはだおろそかなので、見かけの面白味が無い。
  
 
・舞台が雪月花
 
・舞台が雪月花

2012年7月25日 (水) 03:23時点における版

ファイル:Koudan-bon.jpg
ソースは講談本や映画など
このサイトはイラストレーターもりいくすおが、ごく個人的に始めた趣味のパラダイス系サイトです。

本エンサイクロペディアは赤穂事件ではなく、「忠臣蔵」物語について扱うものであり、その出典は講談や講談本。浪曲、歌舞伎、テレビドラマ、映画、お土産ものなどを中心として構成されており、史実についての言及はホンのついでにすることはありますが、おもに講話を扱っております。

まだまだ加筆中です。


「キャラ図鑑」役者絵について

役者絵のプレートの見方

役者絵はもりいが描いたもので、「もしもこの役者さんが忠臣蔵のキャラを演じたら」という仮想のもとに描かれたと勘違いされることが少なくないのですが、みんな実際に演じられた役者さんの似顔絵です。

(※ただしブログにアップしてるAKB48の似顔絵については完全な妄想です)

参考までに右画像において、イラストにそえてあるプレートの見方を表示させていただきます。


「作品評」カテゴリの説明

評価の基準は「エンターテインメント性」で、娯楽映画としての個人的満足度が星の数に反映されております。

史実に忠実かとかよりも、国内外のクリエーターが「忠臣蔵」という題材でナニをなし得たか、どう楽しませてくれたか。


好き嫌い評は大きく「忠臣蔵作品リスト」と「なんじゃこら」という項目が設けてあります。分けた基準は簡単に言うと、マトモなものと採点不能なものとに分けており、これも管理人個人的価値観や感想によって分けられております。

基本、タイトルに"忠臣蔵"とあるものは内容が外伝や「サラリーマン忠臣蔵」「長脇差忠臣蔵」などの、本来のキャラクターが出て来ず、さらに時代背景も違うという作品も、まともな方に入れました。


いくら背景が忠臣蔵だったり、下敷きが忠臣蔵でも、クオリティや作風がBグレードの域を出ていないものは「なんじゃこら」に入れてあります。

あえて一つ星の作品も、ラインナップに入れることで系譜に役立つ作品はあえて「なんじゃコラ」に入れておりません。


なお、「スピン・オフ」は義士達のエピソードや関わり合いのあった人のエピソードの作品。

「関連作品」というのは、忠臣蔵に絡んだ全然別の話を指しております。


忠臣蔵の魅力

・基本、明瞭なストーリー。

・江戸時代のハナシだが登場人物の心持ちや行動に自分を照らし合わせて楽しめる。

・武士道話にくくられることが多いが実は「身内」「家族」の生活エピソードが多く、いろいろ考えさせられる。

・背景に必ず「討ち入り」というゴールがあるので、手前の講話はどんなに平凡な展開でも面白くなる。

・事件に謎が多い分、創作も自由。

・キャラの量と、豊かさ。

・スピン・オフ(銘々伝、外伝)に語られる前日談やアレンジのバリエーション。

・逆に、スピン・オフが充実していることから、ラストでキャラクターが集結したときに

 クロスオーバー作品として多いにもりあがる。

・日本でもっとも有名で古い?グランドホテル方式、アンサンブル・プレイ作品である。

・「仮名手本忠臣蔵」ではこの討ち入りまでのプロセスこそが醍醐味。

 「壮挙よりも、その陰で苦しみ、悲しみ、泣いた人間の集積が人々の官能を揺さぶる」

 講談社「歌舞伎の魅力大辞典」より

・リメイクに見る各クリエーター(やアクター)達の腕くらべが楽しい。

・余命1年10ヶ月という制約の中でのお話作り。

(しかし"脱盟"というカタチでその気になれば足かせをはずせる。)

・基本トゥルーストーリーだということ。

・少年ジャンプばりの「友情」「努力」「勝利」のキーワード。

・意外に学ぶべき点が多い。特に忍耐系。人間関係系。

・最近の映画レビューによくある「こんな人も出てるんだ」というお楽しみの元祖?

・忠臣蔵というファクターで歌舞伎、オペラ、バレエ、史跡や寺など色んなお出かけを楽しめる。

・外伝のエピソードがいわゆる「イイ話」だらけ。

・「大空港」「タワーリングインフェルノ」や一連のディザスタームービーのように、

  あたりまえの生活をしているふつうの人達が、突如まとめて大トラブルに見舞われるが、

  最終的にちからをあわせて目的を達成しようとするドラマツルギー。

・ふだんバラバラに活躍してる浪士が最終的に一丸となるクロスオーバーは、

  贅沢感やパワーがハンパじゃないしクール。言わばドリームチーム。

  講談本のほとんどは、討ち入り前の「勢揃い」という章を大切にしている。

  近年の忠臣蔵のキャスティングが甘いので、ラストがドリームに仕上がっておらず興奮しない。

・元禄という極彩色のカブいた背景に、雪をバック・グラウンドに黒い装束というコントラストのクールさ。

  近年の忠臣蔵の美術や衣裳はこの点がはなはだおろそかなので、見かけの面白味が無い。

・舞台が雪月花

etc.....


ハマッたキッカケ

子供の頃からではなく、急にハマッた「グラ落ち」について(<そんな言い方は、無い)。


2007年末、北王子欣也の「忠臣蔵」のCS放送を見ながら、これまで見る度に混乱していた「忠臣蔵」の登場人物をひとつメモってやろうと思い立ち、実行していたら、別作品の同じ登場人物の役割が違ったりするので、その確認のために他のいろんな忠臣蔵を見ていたらハマってしまいました。

これがまず忠臣蔵観賞が趣味になるきっかけです。


とはいえ、とりたてて北大路欣也の「忠臣蔵」がずばぬけて傑作だったわけではないんです。その前年に初めて仮名手本忠臣蔵をDVDで見たのも衝撃だったし、それより昔の「元禄繚乱」でそこそこハートを捕まれていましたし、さらに昔にも無意識に「忠臣蔵 花の巻雪の巻」の放送を録画していたりもしていました。

正直申し上げますと、大きなキッカケは無いんですね。

こうした「きっかけバナシ」には往々にして「あとづけ」でエピソードを盛るものですが、TPOに合わせて以下のふたつを答えるようにしております。


<好きになるキッカケエピソード1>

そもそも、子供の頃から「がんばれ!ロボコン」「スタートレックシリーズ」「太陽にほえろ!」「吉本新喜劇」「モーニング娘。」「AKB48」などにハマりやすく、群像劇(大勢のキャラクターとその相関関係)にしびれる素養はあったようです。

しかし、それらが持っている歴史の長さが飽きる長さに比例していました。興味を持ってからいろいろ調べ上げて追いついてから、よっぽど新しいことがないと飽きちゃう。ですからスタートレックは一番長く凝っていましたがモー娘。に飽きるのは早かった。

そこへいくと、300年以上の間、多くの人に愛され続けた忠臣蔵は、キャリアは申し分ありません。


そもそも史実上の登場人物がたくさんいるのに、フィクション部分でも歌舞伎は歌舞伎、講談は講談と、それぞれの世界の中で新しいキャラクターがどんどん生まれては育まれ、四十七士にからんできて、新しいエピソードを生んでいます。

ですから47人のキャラをメモり終わらないうちに、周囲のキャラのほうに個性豊かなのが次から次にいたりして、作業はなかなか終わらない。

夢中になってキャラクターを追いかけていると、あっちにも開けてないフタが見つかる。あ、こっちにも、という具合で、気づいたらすっかりハマッていたというわけです。


<好きになるキッカケエピソード2>

生まれたのが堀部家の菩提寺の真ん前で、通ってた学校は早稲田にあり、いま住んでいるのが堀部安兵衛終焉の地の近所です。

いずれも「たまたま」な巡り合わせです。たまたまにしては出来すぎているので、これはもうなにか宿命的なものを感じております。


当WEBサイト公開のいきさつ

冗談はさておき、

キャラクターのメモを取ると同時にたくさん見た忠臣蔵映画などのメモも、まとめてみると我ながらなかなかお役立ちだしおもしろかったので、ホームページで公開しようと思い立ちました。

それを話したら身近な誰かが「絵も一緒にあるといい」というので、浮世絵には忠臣蔵を演じた役者絵がいっぱいあるが、昭和以降はないなあと思い、役者さんの絵も描くことにいたしました。

そして遂に北大路欣也の「忠臣蔵」からメモを始めて1年足らずで2008年秋、WEB公開。


Wikipediaのパロディやトップページなどのデザインは友人たちに頼んで作ってもらっております。この機能で何か新しいことがしたいという来訪者のお方がおられましたら気軽に質問メールをくださいませ。ご紹介させていただきます。

始めるに当たってサイト名をどうしようかと思いましたが、講談や浪曲の中で討ち入り前に四十七士が集まったそば屋が「くすや」ということで、あたしの名前の「くすお」と似てることからコレも何かのご縁と思い、四十七士が集まったように、このサイトにも忠臣蔵ファンの方が集まっていただけるようキャラクターもそば屋のおっさんにして、そのまま「忠臣蔵ファンサイトくすや」といたしました。

お見知りおかれまして恐惶万端ひきたててよろしくお願い申し上げます。


もりいくすお