「お雛」の版間の差分

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お雛【おひな】…[[茅野和助]]の義理の妹。
 
お雛【おひな】…[[茅野和助]]の義理の妹。
  
柳橋で唄女(うたひめ)をやって浮かれ客の酒席の相手をしている。サムライ時代から[[倉橋伝助]]の彼女で、彼が茅野和助の店で手代となって働いてたときも密会していたが、彼氏はやがて吉良家の密偵で消費者金融を営む[[お蘭]]という女の情夫になることになるし、おりもおり彼女は吉良家にスカウトされる。
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柳橋で唄女(うたいめ)をやって浮かれ客の酒席の相手をしている。サムライ時代から[[倉橋伝助]]の彼女で、彼が茅野和助の店で手代となって働いてたときも密会していたが、彼氏はやがて吉良家の密偵で消費者金融を営む[[お蘭]]という女の情夫になることになるし、おりもおり彼女は吉良家にスカウトされる。
  
 
「吉良家に行ったらお伽(とぎ)もしなきゃなんない」とへこむ妹に、兄の和助は店の二階で伝助との簡易結婚式の祝言を挙げてくれる。
 
「吉良家に行ったらお伽(とぎ)もしなきゃなんない」とへこむ妹に、兄の和助は店の二階で伝助との簡易結婚式の祝言を挙げてくれる。

2008年11月24日 (月) 14:15時点における版

お雛【おひな】…茅野和助の義理の妹。

柳橋で唄女(うたいめ)をやって浮かれ客の酒席の相手をしている。サムライ時代から倉橋伝助の彼女で、彼が茅野和助の店で手代となって働いてたときも密会していたが、彼氏はやがて吉良家の密偵で消費者金融を営むお蘭という女の情夫になることになるし、おりもおり彼女は吉良家にスカウトされる。

「吉良家に行ったらお伽(とぎ)もしなきゃなんない」とへこむ妹に、兄の和助は店の二階で伝助との簡易結婚式の祝言を挙げてくれる。

奉公先ではやっぱり吉良の夜の相手もしなきゃだったが、先輩の妾のお綾という人も実は赤穂浪士のスパイで、藩士で馬廻り役の山岡各兵衛というの奥さんだった人。夫が病死する際、遺言で赤穂浪士の協力をするよう言われ、吉良家に侵入していたので心強かった。しっかし、敵=怨み重なる皺苦茶じじいに抱かれるスパイの設定とはなかなかハードコアです。

討ち入りの時は屏風の裏の壁の穴から逃げた吉良のことを飛び込んできた伝助に教えた。

講談「金田屋お蘭」