「血煙高田馬場」の版間の差分

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(ページの作成: {{Cinema|制作=日活|公開=1928|内蔵助=---|星=4|頃=}}役者絵:大河内伝次郎 たった6分の短い無声映画だがじゅうぶん…)
(相違点なし)

2010年8月11日 (水) 11:09時点における版

作品概要
制作会社 日活
公開年度 1928年
内蔵助役 ---
評価 4ツ星
役者絵:大河内伝次郎

たった6分の短い無声映画だがじゅうぶん興奮出来る作品。

ホントはもっと長いんでしょうね。全11巻って言うんだから。(じつはあんまり、この"巻"ていうのがよくわかっていないんですが、フィルムの巻って事ですよね。おおけりゃ長いと思っておりますが…)


短いけど、中身はケンカ安の日常>おじさんからの手紙>しまったー!>弥兵衛父娘との出会い>高田馬場の決闘と、エピソードがふんだんに盛り込まれている。

後年の映画やドラマでさまざまにアレンジされている「おじさんのけんかの原因」は史実通り「囲碁の争いがきっかけ」となっているのが興味深かった。

また、たすきはお幸のしごき帯ではなく神社の鈴緒(すずお=さい銭箱のガラガラについてるヒモ)を彼女が引っ張りちぎって渡す。


古い無声映画なので、あのコマ落としなチョコマカした絵面なんですが、スロー再生してみると意外にシッカリ演出されていて好感が持てる。

監督さんは伊藤大輔という人だが、放送してくれたCSの衛星劇場は「監督/原作/脚本 稲垣浩」とクレジットしていた。稲垣さんって伊藤大輔の伊藤映画研究所の生徒さんだそうですな。


愉快痛快な1本であります。


血煙高田の馬場